食探訪旅企画委員会
委員長 岡林 雅士
副委員長 今橋 大輝
副委員長 友田 由美
副委員長 上村 嘉朗
副委員長 木村 祐二
副委員長 池田 実
(1)事業方針
2024年5月にコロナが五類に移行するにつれて、観光客も戻ってきました。高知県も過去最高の県外観光客の472万2000人とこれまで最高であった441万2000人を大幅に更新した。これは朝ドラのらんまん効果や、これまで取り組んできた、コロナ明けのリョーマの休日キャンペーンの取り組み効果が一定あったと思われます。しかしながら、地域や事業者にその恩恵が受けられているのは、限定的でないでしょうか。発信をするのは大事ですが、その素材を知ることが大変大事であると同時に、高知に住み続ける人達が動くということが大事です。これからは観光客が求めるものをしっかりと認識し、分析し、受け入れ実践観光人材を育てる必要があります。
観光事業者の受け入れ態勢はまだ十分ではありません。地域が提供できるもの、本物について考え続け、高知に適した持続的な食観光を目指します。本物とは、1000年以上続く歴史や民俗から生まれるものであり、食文化も大きく関わります。県人口が66万人を下回った今、県外や海外のマーケットも視野に入れる必要があります。そのためには、高知の食をよく知り、誇りを持ってブランド化し、広く発信して来訪を促進し、関係人口を増やし、VFR(Visiting friends and Relatives)を増やします。これまで培ってきた食を考える会が発見した資源をさらに増やし磨き上げ、特産品として観光客に提供し、観光ツアー商品を作成して販売することで、高知ファンを増やし経済効果を高めていきます。
(2)主要な事業内容
当委員会の活動として、大人の遠足をベースにして観光プランを模索していきます。具体的な活動内容としては以下の通りです。
・前期はこれまで蓄積したデータを活用し、県内の観光資源を収集、確認、委員会内で現地視察に参ります。
・後期にモニターツアー視察(大人の遠足)を行います。
・OTAプラットフォームリンクティビティ等で2025年の販売を開始します。
(3)想定される事業成果
・地域の人々に密着し、地域に眠る観光資源を発掘、再構築します。
・「食体験」を盛り込んだ高知の食を考える会独自の観光プランを策定するために、地域や事業者と協力体制が構築されていきます。
・マスの旅行会社のツアーでは体感できないニッチな人と食、プランを県内外に発信し、県外海外の新たな観光商品を提供できるようになります。
・高知県人が今回食ツアーによる事業者連携で、食観光の価値に気づき、地域に誇りを持つことができます。